表現者なぜ「軽視」されるのか 矢島弘一さんが語る無念

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伊藤恵里奈
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 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、文化芸術に関わる人たちの活動の場が失われています。ドラマ「コウノドリ」などの脚本家、矢島弘一さんは、主宰する劇団「東京マハロ」の公演を予定通り3月19日に開幕しました。ですが政府や東京都が相次ぎ自粛を要請するなかで中止か続行か板挟みになった末、苦渋の決断に至りました。舞台を訪ね、その心中(しんちゅう)を聞きました。

 安倍晋三首相が2月26日の会見で、国内のスポーツや文化イベントを2週間、自粛要請すると、都内の大劇場や大手興行会社は当初、「3月上旬までの公演中止」で足並みをそろえました。その後、23日におこなわれた小池百合子都知事の緊急会見までの間、各劇団や劇場の対応は中止か決行かで分かれました。

表現者は政府から「軽視」されている--。矢島さんは表現活動をめぐる日本の状況を「おそまつ」だと感じています。

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 「多くの仲間が職を失い始め…

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