1人陽性、57人検査始まる 長崎港のクルーズ船 長崎

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榎本瑞希 小川直樹
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 乗員623人を乗せて長崎港長崎市)に停泊中のイタリアのクルーズ客船「コスタ・アトランチカ」(8万6千トン)で、乗員1人が新型コロナウイルスに感染したことが20日に確認された。長崎県などは21日、濃厚接触者の乗員53人と調理スタッフ4人の検査を始めた。船を運航するコスタクルーズ日本支社(東京)によると、このうち二十数人に発熱の症状があるという。

 長崎県と長崎市、三菱造船が20日夜に県庁で緊急に開いた記者会見によると、長崎市保健所に19日夕、コスタクルーズ社側から発熱した乗員のPCR検査実施の要請があり、4人を検査。20日、1人が陽性、3人が陰性と判定された。陽性者は14日に発熱し、せきの症状があったという。

 コスタ社は陽性者の国籍・性別・年代について取材に対し、「日本支社ではわからず、個人情報の扱いについて本社側と合意できていない」として明らかにしなかった。一方、同社日本支社は、4人を除き、船内に53人いる濃厚接触者のうち二十数人に発熱の症状があることを明かした。

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 クルーズ船では2月、横浜港

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