オーストラリア第2の航空会社バージン・オーストラリアは21日、経営が破綻(はたん)した、と発表した。新型コロナウイルスによる国内外の移動制限の影響で運休が続き、豪メディアによると負債額は約50億豪ドル(約3400億円)に上る。同社は任意管理手続き(日本の民事再生手続きに相当)に入っており、任意管理人のもとで再生を目指す。
同社は3月末以降、運航便を、海外の豪州人を帰国させる国際便や、医療関係者らを運ぶ国内便などに限定。3月31日に就航予定だったブリスベン―羽田便の開始も延期されていた。
豪政府に対しては3月末から14億豪ドル(約960億円)の資金支援を求めていたが、21日の発表で「必要な支援が得られていない」という。同社は管理手続きに入った理由を「新型ウイルス危機の後に、より強い財務基盤で再生するため」と説明している。予定していた便は、引き続き運航するという。
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2000年に運航を開始した…
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