群馬)遺品整理、高まる需要 家族の形や社会変化

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泉野尚彦
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 遺族らの手で行われることが多かった遺品整理。核家族化が進み、残される遺族の高齢化なども相まって、代わって請け負う業者の出番が群馬県内でも増えている。

 桐生市の住宅街にある平屋建ての借家。夫に先立たれて一人暮らしだった80代の女性が亡くなり、親戚から葬儀会社を通じた遺品整理の依頼を受けたサンライズコーポレーション(高崎市)が手がける「アイ遺品整理・家財・店舗整理」の作業に同行した。

 「遺族が持ち出しているので、生命保険証や預金通帳、現金は見当たらないですね」と、現場責任者の須藤大さん。念のため開けたタンスの引き出しには、1972年の札幌五輪の百円記念硬貨が1枚出てきた。見つかった未使用切手とともに、遺族に返却。整理した品々は燃えるゴミと燃えないゴミなどに大別し、袋に詰める。居間の仏壇や位牌(いはい)は、寺に頼んで御霊抜きを済ませているという。

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 東京都内のホテル勤務で埼玉…

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