岡崎慎司「命さえ助かれば」 スペインから危機を語る

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聞き手・吉田純哉
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 日本代表として3度のワールドカップに出場したFW岡崎慎司(34)は今季からスペイン2部ウエスカでプレーしている。そのスペインは新型コロナウイルスによる死者が1万9千人を超え、世界で3番目に多い。公式戦は中断し、自宅待機が1カ月近く続く。岡崎は朝日新聞のオンラインによる取材に応じ、緊迫する現地の状況とともに、サッカーや日常生活が奪われた中で感じた思いを語った。(聞き手・吉田純哉)

 ――3月中旬にリーグ戦が中断になり、1カ月が経ちます。いまの状況はどうですか。

 「家の外にはほぼ出ていないです。ゴミ捨てか、庭で太陽を浴びるかくらい。今は家族の中で特別な存在ではなくなりました。選手だったから、ぼーっとしていても、試合に向けて集中していると許されていた。けっこうダメ人間なんで、自分のことがあんまりできない。ゴミがたまったら捨てに行くとか、少しずつ自分の生活を直すようにしています」

「このままでは家族が壊れていく」

 ――きっかけはありましたか。

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 「自宅待機が3週目に入り…

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