外出禁止解除なるか 米カリフォルニア、容認の指標は?

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サンフランシスコ=尾形聡彦 ワシントン=園田耕司
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 カリフォルニア州のニューサム知事は14日、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、州全土に出している外出禁止令を解除するにあたって検討する六つの指標を発表した。同州では患者の伸びが比較的抑えられており、経済活動の再開に向けた第一歩となる。ただ、ニューサム氏は「早すぎる解除という間違いは犯さないようにしよう」と述べ、慎重な姿勢を示した。

 ニューサム知事が示した指標は①検査や隔離を通じてコミュニティーを確認し、守る能力②病院システムが患者急増に対応できる能力③企業や学校が「ソーシャル・ディスタンシング(社会的な距離の保持)」を支える能力――など。「必要になれば再度、自宅待機令を出すことを決定できる能力」も含まれた。

 同州は、全米でいち早く州全土の外出禁止令を出した効果もあり、感染者数が2万5千人余りと、人口が約半分のニューヨーク州の約8分の1にとどまっている。ただ、ニューサム氏は外出禁止令の解除について「科学やデータに基づいた判断を行う」としており、この日も具体的な時期については明言しなかった。

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