先見えず絶望、でも売れるなら 苦境の飲食が新サービス

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若井琢水 中島嘉克
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 新型コロナウイルスの感染拡大で外出自粛が広がり、客足が遠のいた飲食店。政府の緊急事態宣言後は自治体から営業時間の短縮を求められ、客の増加は見込めない。すでにテイクアウト(持ち帰り)を強化する店が増えているが、ここへ来て新たな取り組みも広がってきた。

 吉祥寺駅近くにある鹿児島料理の居酒屋「バーオハナ」(東京都武蔵野市)。コロナ問題で客が減ってからは、野菜のおかずなどの持ち帰りを増やして対応していた。感染拡大で客足は回復せず、3月下旬の都の外出自粛要請後はさらに客が減った。そこで新たな対応策を考えた。

 14日夜、店で従業員らが忙しく箱詰めしていたのは、冷凍の鶏刺しや酒盗(しゅとう)(カツオの内臓の塩辛)。小包にして神奈川や埼玉の客に送るための作業だ。

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 同店で新たに始めているのが…

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