米の拠出金停止「残念」 WHOテドロス氏、影響触れず

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ジュネーブ=吉武祐
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 世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム事務局長は15日、トランプ米大統領が新型コロナウイルスの対応をめぐってWHOへの拠出金の支払い停止を表明したことについて、「残念に思う」と述べた。ただ、影響の詳細は明らかにせず、関係国と協力して職務の継続に努めるとした。

 WHOを「中国寄り」だと批判してきたトランプ氏は14日の会見で、新型コロナをめぐるWHOの対応に問題があるとしたうえで、検証が終わるまでの間は拠出金の支払いを停止すると発表した。WHO予算は2年単位で編成され、2018~19年は総額約56億ドルのうち、米国が約15%に相当する約8億9千万ドルを拠出した。

 テドロス氏は15日、新型コロナに関する会見の冒頭でこの問題に触れ、「米国の拠出が止まった場合の影響を点検している。我々が直面する資金不足を埋め、仕事を続けられるようパートナーと協力していく」と語った。具体的な影響を尋ねる質問も複数出たが「現在、事業への影響を点検している。結果が出れば公表する」と述べるにとどめ、明らかにしなかった。

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 テドロス氏は一方、「米国は…

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