岡山)西日本豪雨「被害拡大は人災」 住民が提訴

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華野優気 田辺拓也
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 倉敷市真備町地区を中心に県内に大きな被害をもたらした西日本豪雨。被害の拡大は河川やダムの管理が不十分だったためだとして、真備町地区の被災住民32人が15日、国や県、倉敷市、中国電力に損害賠償を求めて岡山地裁に提訴した。「起こるべくして起きた人災」として責任を問う構えだ。(華野優気、田辺拓也)

 「今までの人生がぱあになって。どこに責任があるんかな」

 提訴後に岡山市内で会見した原告の加藤寛治さん(72)はそんな胸の内を明かした。家族8人で暮らしていた真備町川辺の家屋4棟が全壊。豪雨直後から、みなし仮設住宅で暮らす。元の場所に再建中の自宅が間もなく完成の予定だ。

 なぜ地区の4分の1が浸水す…

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