献血会場が5月には半減も 事業所やSCが敬遠 栃木
池田拓哉
栃木県赤十字血液センターが献血会場の確保に苦労している。新型コロナウイルスの感染防止に伴う外出自粛が広がり、事業所や商業施設を巡回する献血車の出動が減少。5月には前年より半減する見通しだ。
ホンダは8日、芳賀町の事業所で従業員1人が新型コロナに感染したと発表した。このため血液センターは16、17日に同事業所で予定していた献血車の巡回を見合わせた。一日7台が出動する県内最大規模の会場だった。
これが響き、13日~30日の献血車の出動予定日数は延べ31・5日。前年の約6割に落ち込む見通しになった。5月はさらに深刻だ。社員や客の密集を避けたい事業所やショッピングセンターから、巡回を断られるケースが続出。前年は延べ80日の出動実績があったが、今年は40日しか確保できていない。
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血液センターによると、県内…
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