新型コロナ「戦争ではない」 ドイツ大統領がテレビ演説

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ベルリン=野島淳
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 キリスト教の復活祭(イースター)を前にドイツのシュタインマイヤー大統領が11日夜、国民向けにテレビ演説をし、「(新型コロナウイルスの)世界的な感染拡大は戦争ではない。国と国、兵と兵が相対しているのではなく、私たちの人間性が試されている。最高の姿を示そう」と述べた。3月半ばから外出制限を強いられている市民に理解と協力を改めて求めた。

 今年は12日がイースターで前後の10~13日が休日。例年ならば田舎に住む祖父母に、孫たちが会いに行くといった光景がみられる。

 だが、今年は新型コロナウイルスの感染拡大で、3月半ばから小売店や集客施設などが閉鎖させられ、家族以外の3人以上が集まることも禁じられた。休暇中に人々の移動が増えれば、感染拡大のペースが上がりかねないと、政府は移動を控えるよう求めていた。

 シュタインマイヤー氏は「私たちが示したここ数週間の強さに深く感銘を受けている」と語り、「危機は回避されてはいないが、一人ひとりが生活を変え、多くの人の命を救っている」と市民の努力をたたえた。

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 政府は少なくとも19日まで…

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