米国の死者、イタリアを上回り世界最多に 新型コロナ

有料記事

ジュネーブ=吉武祐 ワシントン=香取啓介
[PR]

 新型コロナウイルス感染による世界の死者が、日本時間の11日未明、10万人に達した。米ジョンズ・ホプキンス大学システム科学工学センターの集計によると、12日に米国での死者が1万8860人でイタリアを上回って世界最多となった。

 ジョンズ・ホプキンス大によると、世界の死者は同12日時点で10万4千人、感染者は172万人を超えた。世界保健機関(WHO)がパンデミック(世界的な大流行)と認定した3月11日から約1カ月で死者は約24倍となった。イタリアや米国、スペインなどでは感染者数の急増で医療崩壊の危機を招き、最初に感染が確認された中国の3343人を大幅に上回る死者が出た。

 ワシントン・ポストなどによると、米国では10日、1日の死者数が2千人を超えて過去最多となった。トランプ大統領は同日の会見で、人と人との接触を避ける対策などが一定の成果を上げているとし、当初10万~24万人に達すると予測していた死者数について「10万人を下回るだろう」との見通しを示した。

ここから続き

 治療法が確立されないなか…

この記事は有料記事です。残り196文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

新型コロナウイルス最新情報

新型コロナウイルス最新情報

最新ニュースや感染状況、地域別ニュース、予防方法などの生活情報はこちらから。[もっと見る]