感染予防の若者向け情報、北大医学部生らネットで発信

有料記事緊急事態宣言

松浦祐子
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 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、北海道の大学生が、若者にターゲットを絞った「No More Corona」プロジェクトを立ち上げ、感染予防への取り組みを訴える活動を続けている。ウイルスの特徴など基礎知識をわかりやすく伝え、若い人ならではの疑問にもこたえる。

 「5人でのカラオケは?」「袋菓子を3人で分けて食べてもいい?」。同プロジェクトがつくる、スマホなどで見られるホームページ(http://no-more-corona.com/別ウインドウで開きます)では、「この行動っていいの?だめなの?」というQ&Aを設け、学生生活から出てきた疑問への回答を専門家の監修を経て載せている。「若者が感染制御の要であること」も詳しく解説する。

 プロジェクトを担うのは北海道大学の学生ら。2月28日に、道知事が道内に緊急事態宣言を出した後、公衆衛生学の教授が「学生に感染予防の取り組みを伝えるにはどうすればいいか」と、医学部生の朝倉利晃さん(22)に相談したのがきっかけだ。朝倉さんが友人らに呼びかけ、自ら代表となって3月1日に15人ほどのメンバーで発足させた。

 まずは、ラインでの拡散に協力してくれる北大生約130人のネットワークを結成。新型コロナウイルスに関して大学や政府が出した情報を要約し、イラストを付けて分かりやすくして発信して広めてもらった。道内での緊急事態宣言が終了する3月19日までに6回配信。北大生のほぼ半分にあたる5千人に情報を伝えられるようになったという。

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 一方、ホームページへのアク…

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