世界の死者、10万人超す 「致死率インフルの10倍」

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ジュネーブ=吉武祐
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 新型コロナウイルス感染による世界の死者が、日本時間の11日、10万人を超えた。米ジョンズ・ホプキンス大学システム科学工学センターが集計した。最多のイタリアが1万8849人で、米国、スペインが次ぐ。世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム事務局長は9日、「致死率はインフルエンザの10倍と推定される」と述べ、このウイルスの危険性を訴えた。

 WHOがパンデミック(世界的な大流行)と認定した3月11日時点の死者は4292人で、約1カ月で約23倍に達した。

 当時は中国が約4分の3を占めたが、その後、欧州や米国にも感染が拡大。イタリアや米国などで医療崩壊を招き、死者が急増した。一方、ドイツなど、広範な検査や医療体制の整備に早くから取り組んだ国で死者を抑制できている現状も浮かび上がっている。

 新型コロナウイルスによる死者では、60歳以上の高齢者と基礎疾患を抱える人の割合が多いが、若年層の死亡も報告されており、WHOは「どの年齢層でも重症化しうる」として注意喚起している。

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