安保理、オンラインでコロナ対応の初会合 中身は乏しく

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ニューヨーク=藤原学思
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 国連安全保障理事会は9日、世界的に感染が広がる新型コロナウイルスについて非公開のオンライン会合を開いた。新型コロナへの対応をめぐり、安保理が会合を開いたのは初めて。終了後に、今月の議長国を務めるドミニカ共和国が「報道発表文」を出したが、中身は極めて乏しく、成果は少なかったとみられる。

 WHO(世界保健機関)は3月11日に新型コロナの感染を「パンデミック(世界的流行)」と認定した。しかし、安保理は常任理事国の米国と中国がウイルスの発生場所などをめぐって対立したため、会合などを開けずにいた。9日の会合は、非常任理事国9カ国が要請して初めて実現した。

 会合ではグテーレス事務総長が演説。「安保理の関与は、新型コロナのパンデミックが国際の平和と安全にもたらす影響を軽減するのに決定的な意味を持つ」と指摘し、安保理が方向性を一致させ、世界にメッセージを打ち出す重要性を訴えた。

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 「報道発表文」は安保理の表…

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