「アメフトも海外挑戦を」 日本代表、関大職員の思い

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大坂尚子
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スポーツ好奇心

 5年ぶりに招集されたアメリカンフットボール日本代表が、3月に米プロフットボール選手育成リーグと国際試合をした。副主将としてチームを引っ張ったのが堺市出身でXリーグIBM所属の中谷祥吾(28)だ。仕事と両立しながら、世界での活躍を目指すDB(ディフェンスバック)に、代表で感じたことなどを聞いた。(大坂尚子)

 米テキサス州で3月1日(日本時間2日)にあった、「THE SPRING LEAGUE」選抜との試合。2019年の世界選手権が23年に延期されており、日本にとって5年ぶりの世界戦だった。中谷は先発出場し、身長181センチ、体重93キロと相手に引けを取らない体格で真っ向からぶつかっていった。試合は16―36で敗れたが「より相手に近づいて、踏み込んでタックルした。自分がやってきたことは間違いじゃなかったと実感できた」。タックルミスもなく、日本代表コーチから「日本人が米国に通用すると証明してくれた」と評価されたことも励みになった。

 小学2年から高校までは野球に明けくれた。2010年の関大進学後に友人に誘われたのが、アメフト部。野球以上に体力、筋力も必要で頭も使うスポーツの奥深さにはまった。「負けず嫌いなのかもしれないけど、やめる選択肢がなかった」。1年目は土台作りに専念した。上手な選手の練習ビデオを毎日見て、動き方を研究し、トレーニングに励んだ。2年になる頃には試合に出られるようになった。

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