関電問題の虚偽文書「がくぜんとした」 経産省内で何が

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伊藤弘毅
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 経済産業省資源エネルギー庁の幹部らが虚偽の公文書を作った問題で、電力・ガス取引監視等委員会(電取委)の八田達夫委員長が朝日新聞のインタビューに応じた。エネ庁が関西電力の金品受領問題で業務改善命令を出す際に犯したミスを隠すため、電取委に関するうその公文書を作成していたことを後から知り、八田氏は「がくぜんとした」という。主なやりとりは以下の通り。

 ――経産省は3月16日に関電に業務改善命令を出しましたが、事前に必要な電取委への意見聴取を忘れていたことを、どのように知ったのですか。

 「16日午前、電取委の事務局から『エネ庁が聴取のプロセスをうっかりスキップし(飛ばし)、命令を出してしまった』と報告を受けた。エネ庁は『事後的ではあるが意見聴取を行う。すでに出した命令に問題があれば、取り消して新たな命令を出す』という方針だとも聞いた」

 ――電取委としては、問題視しなかったのですか。

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 「事後とはいえ、命令の当日…

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