新型コロナウイルス対策で外出自粛の呼びかけが強まる一方で、運動不足の心配も高まる。スポーツ庁は8日、「感染のリスクがない環境での運動は行っても問題ない」との見解を発表した。海外では外出禁止・制限の例外として、どのような環境なら運動していいのか、条件を細かく示している国もある。
スポーツ庁の鈴木大地長官は8日、記者会見で「家の中にこもりきりだと、メンタルヘルスにも害が及ぶ可能性がある」と危機感を示したうえで、「感染のリスクがない環境での運動、ジョギングのような活動は行っても問題ない」と述べた。安倍晋三首相が7日、緊急事態宣言を行った記者会見で「今まで通り、外に出て散歩をしたり、ジョギングをすることは何ら問題ありません」と説明したのを受けた形だ。
では、「感染のリスクがない環境」とはどのようなものか。スポーツ庁の担当者は「(密閉、密集、密接の)三つの密を可能な限り避けていただくこと」と説明。運動に関するガイドラインを作る予定は「現時点ではない」としている。
外出制限が厳しい欧米では、時間や人数を細かく規定している国もある。
フランスでは自宅から半径1…
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