病床わずか10床…長崎・壱岐でコロナ「狭いから怖い」

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榎本瑞希
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 玄界灘に浮かぶ人口約2万6千人の離島・長崎県壱岐市で、5日までで6人の新型コロナウイルス感染者が確認された。10床しかない感染症指定医療機関の収容病床を増やすため、市中病院を巻き込んだ協議がはじまっている。ホテルや飲食店は休業が広がる。

 日曜日の5日午後、島中心部のスーパーを農業の女性(79)が軽トラックに乗って久しぶりに訪れた。「壱岐は狭いから怖い。娘に『外に出ないで』と言われている」。買い物も必要最小限にしているという。

 島で県内初の感染者が確認されたのは3月14日。4月に入り、1日に1人、3日に2人、4、5両日に1人ずつと、感染確認が続いている。新たな感染者が出るたび、屋外や各家庭にあるスピーカーを通じて防災放送が流れる。放送には4日から、島外への不要不急の渡航を控えるように呼びかける文言が加わった。

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