護衛艦いずも、VRで体験 海自が配信 背景に採用難

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伊藤嘉孝
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 海上自衛隊が、VR(仮想現実)技術を使い、護衛艦「いずも」に乗った気分になれる動画を作成し、公開した。新型コロナウイルスの感染拡大で、隊員の採用に向けた体験航海などのイベントが開けない中、少しでも興味を持ってもらおうという取り組みだ。

 新型コロナウイルスへの対応として、防衛省は2月末から、部外者が集まる行事を中止か延期にしている。各地で行われる自衛隊基地でのイベントなども対象だ。

 イベントを「採用につなげる場」としてきた海自は危機感を募らせる。ふだんは会場で、就職相談や職業紹介などのブースを充実させてきた。

 背景には、海自が直面する採用難がある。2018年度で見ると、若い自衛官候補生を計画の59%しか採用できなかった。陸海空自衛隊の中で最も悪い。時に長期間に及ぶ洋上勤務が敬遠されているとみられている。

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 一方で任務は増え続けている…

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