「非常事態宣言」でNYの犯罪減 警官は感染や病欠多数

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ニューヨーク=藤原学思
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 ニューヨーク(NY)市警は3月の犯罪統計を発表した。NY市が「非常事態宣言」を出した3月12日以降、犯罪数は顕著に減少。ただ、市警内には多数の感染者や病欠者が出ており、感染拡大のピークを迎える中での警官の負担増が懸念されている。

 市警の2日の発表によると、3月12~31日の犯罪件数は3740件で、昨年同期(4670件)より19・9%減った。犯罪別では、強姦(ごうかん)が50・5%、重窃盗が36・9%減少。一方で、車両盗は46・6%増えた。営業する店や外出する市民が激減したことが影響したとみられる。

 増加が危惧されたドメスティックバイオレンス(DV)の件数は、23・8%減った。市警によると、被害が心配される市民と密に連絡を取り、いざという時に危険を知らせる「合言葉」を定めているという。

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 犯罪件数が減ったとはいえ…

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