パリもNYも…コロナ拡大、世界の都市から人影が消えた

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坂本進
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 新型コロナウイルスの感染拡大が、世界の姿を一変させている。各国で外出禁止例や自宅待機要請が出され、街中からは人影が消えた。海外への渡航制限や入国拒否により、国境をまたいだ人の移動も激減している。世界各地の都市や観光地は静寂と緊張に包まれ、普段とは全く違う姿を見せている。

 死者が1万3千人を超えたイタリアでは、観光客が激減し、映画「ローマの休日」で有名なローマのスペイン階段からも、にぎわいが消えた。フランス・パリでは、あらゆるカフェや服飾店が閉じ、路上は静まり返っている。シャンゼリゼ通りに人影はなく、観光名所の凱旋門近くでは、住民の行動を監視する警察官が目を光らせている。

 感染者が最も多い米国では、眠らない街ニューヨークの中心部からも人々の姿が消えた。普段なら1日75万人が行き交うマンハッタンのグランドセントラル駅は、時が止まったかのように静寂に包まれている。繁華街タイムズスクエア周辺にも人影がなく、電光掲示板だけがいつものように輝いている。

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