高知)収集保存に見る美術館の役割 県立美術館

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今林弘
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 芸術品の収集・保存作業に焦点を当てて公立美術館の役割を多角的に紹介する企画展「収集→保存 あつめてのこす」が4日、高知県立美術館高知市高須)で始まった。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて来場者向けの音声ガイドは機器の貸し出しを取りやめ、各自のスマホで聞いてもらえるようにしている。

 「収集」のコーナーでは近年に寄贈などで集めた約30点のエピソードを解説。これまでに購入したバスキアや岸田劉生森村泰昌の作品も展示している。

 「保存」のコーナーでは1998年の豪雨災害で被災した作品の修復作業や、消耗材を使った現代芸術作品への対応を紹介。芸術家本人に「どう保存してほしいか」をたずねたインタビュー映像もある。

 県立美術館は、地域にまつわ…

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