親戚同士の2家族でクラスター、乳児ら5人感染 山形

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上月英興
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 山形県は3日夜、新型コロナウイルスに感染した新庄市内の60代男性について、乳児や小学生を含め、市内の家族や親戚計5人にも感染が確認されたと発表した。いずれも同夜に感染症指定医療機関に入院したが、軽症や無症状という。阿彦忠之・医療統括監は、4日の記者会見で「家族内クラスター(感染者集団)という認識だ」と述べた。県は4日夜、上山市の20代男性と最上郡の20代女性の感染も確認されたと発表した。

 県内の感染者は計10人となった。県によると、3日に感染が確認された5人は、8人暮らしの男性家族から60代の妻と30代の息子の妻、6人暮らしの親戚家族から30代の女性と小学生、乳児の娘2人。

 息子の妻は3月29日から、親戚の女性は同30日から発熱があり、男性の妻と小学生の娘は症状はない。乳児の娘は4月1日に微熱があったが、2日以降は治まったという。

 東京都内に住む別の30代の息子が男性宅に帰省中の3月18日午後から発熱。男性は同26日から熱を出し、4月1日に感染が確認された。

 県が家族に聞き取った結果、親戚6人が3月18日に男性宅を訪ね、同22日には男性が親戚宅を訪ねて食事をしていた。両家では同日以降、男性を除く計7人にも発熱やせきなどの症状があり、県は両家計13人を濃厚接触者と判断。4月2日のPCR検査では陰性だったが、3日の再検査で5人の陽性が確認された。

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 今回の感染者5人は1日に男…

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