カンボジア首相、コロナ対策に給与寄付へ 冷めた見方も

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ハノイ=宋光祐
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 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、カンボジアのフン・セン首相が1日、3月から7カ月分の給与全額を国の対策委員会に寄付する意向を明らかにした。総額は約190万円。その後、閣僚らも相次いで寄付を表明し始めた。政府側は「美談」としてアピールしているが、一部メディアは冷めた見方を示している。

 フン・セン氏は保健相などに宛てた1日付の書簡で、「状況が改善しないなか、首相として支援の気持ちを表したい」として、新型コロナ対策に取り組む国の委員会に3~9月の給与の寄付を申し出た。カンボジアの首相の給与は、法律で月額2500米ドル(約27万円)と定められている。

 国防相をはじめとする閣僚や政府高官も、続々と寄付を名乗り出ている。英字紙プノンペン・ポストによると、寄付金はいずれも感染者の治療など医療費に使われるという。

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 カンボジアでは3月に入って…

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