「リーマンよりはるかに悪い」 IMF専務理事が断言

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ワシントン=青山直篤
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 国際通貨基金(IMF)のゲオルギエバ専務理事は3日、新型コロナウイルスの感染拡大について「私の生涯において、いま最も深い闇の中に人類はいる」と述べた。世界経済の現状は「景気後退に入っており、世界金融危機の時よりはるかに悪い」と断言した。

 ゲオルギエバ氏は同日、世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム事務局長の記者会見に特別に加わり、従来より強い言葉で自らの思いを伝えた。

 2008年秋のリーマン・ショック後、09年には世界全体の成長率は前年比0・1%減となったが、それ以降は毎年プラス成長を続けていた。IMFは今年2月下旬まで、20年には3%超の経済成長を見込んでいた。しかしコロナ危機でそれは一変。ゲオルギエバ氏は3月下旬、「世界金融危機と同規模か、さらに悪い景気後退」が起きると述べ、今回、さらに厳しい世界同時不況の見通しを示した。

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