イタリア当局「ピークに達した」 感染者数、ほぼ横ばい

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ローマ=河原田慎一
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 新型コロナウイルスの欧州での感染の中心となっているイタリアで、国の高等衛生研究所(ISS)が3月31日、感染者数が「ピークに達した」とする見解を示した。政府側が感染のピークについて言及するのは初めて。累計の感染者数から死者と回復した人数を引いた「日ごとの感染者数」はほぼ横ばいが続いており、ISSは、今後減少に転じるとみている。

 イタリアでは、同日現在の感染者数は前日より4053人増えて計10万5792人となった。このうち1万5729人はすでに回復し、1万2428人が死亡している。回復者と死者の人数を感染者数から引いた「日ごとの感染者数」は7万7635人。特に感染が集中している北部ロンバルディア州は2万5124人で、この3日間、ほぼ横ばいとなっている。同州で集中治療を受けている人数は1324人で、初めて前日より減少した。ISSのブルサフェッロ所長は31日の記者会見で、これらの傾向から「数日間続くピークに到達した。これから減少していくだろう」と述べた。

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 イタリアでは2月下旬、同州…

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