広島)感染リスク回避の新年度 式中止・赴任日延期…
東谷晃平 辻森尚仁 燧(ひうち)正典 蜷川大介
新型コロナウイルスへの不安が広がるなかで1日、新年度が始まった。感染拡大を防ごうと、新たな仲間を迎え入れた自治体も企業も苦心した。
県庁
広島市中区の広島県庁では1日、新規採用職員224人へ辞令が交付された。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、例年講堂で開かれる式を取りやめ、各部署で辞令を交付した。毎年一斉に行う研修も延期になったという。
商工労働局イノベーション推進チームに配属された松山雄太さん(22)は課長から辞令を手渡された後、「中学生から目指していた県庁に入れてうれしいと同時に責任を感じている。県民の視点を忘れることなく、より良い広島をつくる手助けをできたら」と意気込んだ。
湯崎英彦知事の年度始めのあいさつも初めてビデオメッセージに。知事は職員に向けて事前に収録した動画で、県民の生命と安全を守ることが最優先事項だとして、「まさに『今』が、県民の皆様が県庁を頼りにされる時」と呼びかけた。(東谷晃平)
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