世界陸連会長、世界陸上「2年連続も可能」 五輪対応で

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構成・遠田寛生
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 開催時期は全競技の納得は得られないだろう――。

 世界陸連のセバスチャン・コー会長が27日、朝日新聞など日本メディアの合同取材に応じた。新型コロナウイルスの影響で延期になった東京オリンピック(五輪)について、開催時期の見通しなどを語った。主なやりとりは以下の通り。

 ――開催で春、夏案が出ている。

 「昨日(26日)、国際オリンピック委員会(IOC)と国際競技連盟(IF)の電話会議に私も出席した。とても複雑で推測で物は言えない。必要なのは柔軟性と一致団結だ」

 「一番は、最も持続可能な時期に決めることだ。過半数の利害関係者の意向に沿うとは思うが、全員の納得は得られないだろう」

 ――涼しい時期に開催となれば、札幌に移転したマラソンは東京に戻すのか。

 「これは全て議論している最中だ。推測には早すぎる。最終的には正しい結論に落ち着くだろう」

 ――陸上は世界選手権が2021年夏に米オレゴン州である。動かす用意はあるか。

 「IOCとIFが最適と決めた日程により、我々の大会が影響を受ける場合は、数カ月後になるか1年後に(延期に)なるかもしれないが、柔軟に動けるよう対応していく」

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 ――世界選手権が22年に延…

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