歌舞伎町、酔客消えた 「店内がらがら」嘆くキャバクラ

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江戸川夏樹 林幹益
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 日本一の歓楽街から、会社勤めの酔客が消えた。「夜間の外出は自粛してほしい」。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、東京都小池百合子知事が会見で訴えた翌日、新宿・歌舞伎町は普段より人影も少なかった。

 26日午後6時過ぎ。飲食店が立ち並ぶ通りを歩いても、スーツ姿の会社員と行き交うことがほとんどない。見かけるのは、学生風の若い男女が大半だ。ほかには観光客らしき外国人が写真を撮っているだけ。

 普段はごった返しているゴジラの巨大オブジェが目印の新宿東宝ビル前の路上も、すいすい進めた。

 「歩いている人は半分以下。小池さんがあんなこと言ったら、そりゃあ来ないよね」。キャバクラ店の前で呼び込みをしていた男性は、ぽつりとつぶやいた。

 コロナウイルスの問題が取りざたされるようになってから、来店客は半分以下に減った。常連客の社長に来店してほしいと連絡しても、「社員に自粛をさせているのに、自分が行けるわけない」と断られた。接待に使う会社員もほとんどいない。「食事にすら出歩かないのに、キャバクラまで来るはずないよね」。接客につく女性店員が余るため、出勤調整をして、女性を普段より減らしている。

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 女性店員は感染を怖がってい…

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