マンション16階分の紙削減、赤ちゃんOKの議会改革

有料記事

吉川喬 高橋大作
[PR]

 各地の地方議会で、ペーパーレス化を進めたり、市民が傍聴しやすいようベビーベッドを整備したりする動きが相次いでいる。議員のなり手不足や議会に対する有権者の低い関心が背景にある。改革を進めて、存在感を高める狙いだ。

 大阪府議会で2月25日にあった2月定例会の開会日。87人の府議がタブレット端末やパソコンをのぞき込んで、これから議論する予算案を確認していた。それぞれ割り当てられたIDとパスワードを入力して閲覧。今定例会から始まったペーパーレスの取り組みだ。

 これまで持ち込んでいた厚さ約15センチに及ぶ予算書はなくした。ほかの資料も大部分を紙で印刷しない方針だ。府議会では年度当たり、積み重ねると16階建てマンションの高さに相当する約48万枚の紙の削減ができるという。

ここから続き

 2025年大阪・関西万博は…

この記事は有料記事です。残り1618文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら