中止の聖火リレー 記者が走って触れた、いまの福島の声
力丸祥子 小手川太朗
「復興五輪」の象徴として福島県を出発し、全国を巡る予定だった東京五輪の聖火リレー。新型コロナウイルスの感染拡大で突如、見送られた。スタートするはずだった26日、一部ルートを記者が巡り、いまの福島の姿を感じた。
26日午前10時。この時間に聖火リレーが全国に向けて出発する予定だったスポーツ施設「Jヴィレッジ」(福島県楢葉町、広野町)の上空は雲に覆われていた。
出発式典が予定されていた9番ピッチには、五輪マークやトーチを掲げて走るピクトグラムなどが描かれた特設ステージが残っていた。午前中、ヘルメットをかぶった人たちが脚立や台車を運び込み、解体作業が始まった。
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作業を手伝った千葉市の電気…
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