「生活ままならない。疲れた」食品買いだめに客ら悲鳴

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 小池百合子東京都知事が今週末の外出自粛などを都民に求めた25日夜の記者会見。その直後から、都内のスーパーではあわてて食料品を買い込む人たちの姿がみられた。スーパー業界は「生産が止まり、商品が全くなくなる状況は考えられない」と、冷静な行動を呼びかける。

 足立区のスーパーでは午後9時半すぎ、レジの前に30人以上の列ができた。買い物かごには冷凍食品カップ麺、パンや肉や野菜など食料品がどっさり。手持ちのエコバッグに入りきらず、有料レジ袋を買う人もちらほら見えた。

 「この先どうなるのか不安になり、居ても立ってもいられなくなった」。近所の主婦(46)は、小池知事が今週末の外出自粛要請をしたのを見てあわててスーパーを訪れたという。「冷静さを保ちたいが、同じように不安に駆られてレジに並ぶ人たちをみると、落ち着かなくなります」

 中央区の24時間営業スーパーでも、外出自粛要請を知って急きょ買い物に出たという女性(26)が夫と大きなバッグを2人で運んでいた。女性は「これだけあれば1週間ぐらいは過ごせると思います」。土日は家で過ごすという。

 同区に住む病院事務の女性(43)は「店内はいつもより緊迫感がありました」と振り返る。小池知事は今週の平日に「できるだけ自宅で仕事をすること」も呼びかけたが、女性は「病院勤めなので在宅は無理。指示がない限り出勤するしかないです」とこぼした。

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 「えっ、こんなにないの」…

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