延期した全人代、4月の開催視野か 地方大会準備の通知
北京=西村大輔
新型コロナウイルスの感染拡大で3月5日に開幕予定だった中国の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)が延期されている問題で、地方の人民代表大会(地方議会に相当)を開催できていない各省市に対し、28日までに開催準備を整えるよう通知があったことがわかった。共産党関係筋が明らかにした。
全人代を開催する前には全ての地方の代表大会を開くのが通例。関係筋によると、各代表大会を速やかに開いた上で、4月中にも全人代を開くことを視野に入れた動きとみられている。
全人代常務委員会は2月24日、「新型肺炎の感染拡大を防止する取り組みを継続するため」として全人代の延期を決定。全土で感染拡大が鮮明になった1月下旬以降、四川省や雲南省など省レベルの代表大会をはじめ、陝西省西安市、河南省鄭州市など主要都市の代表大会も相次いで延期されていた。
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しかし最近は大半の地域で新…
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