「エリザベート」の重圧を超えて 元花組・春野寿美礼

有料記事すみれ Forever

杢田光
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すみれForever:12

 2002年から5年間、宝塚歌劇団の花組トップスターとして活躍した春野寿美礼(はるのすみれ)さん。2児の子育て中で、5、6月に大阪と東京でライブを予定しています。お披露目公演の思い出や、歌への思いを聞きました。

宝塚歌劇団OGのみなさんが、次の人を指名しながらリレー形式で登場するインタビュー企画。今回は、元娘役の貴柳みどりさんから、元花組トップスターの春野寿美礼さんへ

 ――宝塚では2月から大劇場お披露目が続きます。舞台に立つ後輩へ、アドバイスはありますか

 もう慣れですね! 最初はやっぱり真ん中に立つことに慣れていないし、みんなの視線を感じるので、緊張して手も足も出ない。

 お披露目の前の公演は、先代のトップの退団公演で、その人の背中をみんな見て組も団結しているし、ものすごく盛り上がっている。組の形ができあがっているところでトップの方が抜けて、自分がポンと入る。形ができていない状態で、どうやって組を盛り上げればいいのか分からない不安もあります。

 どんなに実力がある人でも、お披露目公演はそういう気持ちになるんじゃないかな。それは仕方がないことなので、慣れるしかないですね。何回も舞台に立って、自分が真ん中であることを自覚して、みんなに認めてもらって。公演ごとにどんどん大きくなっていくんだろうと思います。

宝塚時代から取り組んできた歌への思い、そして5月、6月に大阪と東京で予定されているビルボードライブのお話に続きます

 ――自身の大劇場お披露目公演の思い出は

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 「エリザベート」はとても大…

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