ぽっかり生まれた空白の時間、視野を広げて力を蓄えるチャンスだ(奏でるコトバ、響くココロ)

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東海大菅生高校(上)

はなれていても

心は一つ!!

全員吹奏楽

 新型コロナウイルスの感染拡大防止で、3月の初めからほとんどの学校が休業となり、中学校や高校の部活はストップしている。3月20日に予定されていた第43回全日本アンサンブルコンテストが中止されるなど吹奏楽部も例外ではない。

 いま乗りに乗っている東海大菅生高校吹奏楽部も、この大波に翻弄(ほんろう)されたバンドの一つ。

 全日本吹奏楽コンクール全国大会への出場は7回で、他の強豪校に比べると決して多くはないが、2018年、19年と2年連続で金賞を受賞した。全日本アンサンブルコンテストには今回、東京代表として5年連続で出場するはずだった。

 顧問の加島貞夫が残念がるのには、いくつもの理由があった。

 実は、全日本アンサンブルコンテスト全国大会では昨年の2019年まで3年連続で金賞を受けているが、編成はいずれも金管八重奏だった。今回は、金管八重奏チームが全国大会予選にあたる東京都大会に進むことができず、同校から唯一都大会に臨んだクラリネット八重奏チームが代表の座を射止めたのだ。

 当初はやや力不足な印象のあるチームで、加島自身、「東京代表のレベルにまで到達できるかどうか……」と思っていた。しかし、都大会の演奏は響きもよく、見事に代表に選ばれた。

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 「よくやった!」…

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