【2009年6月12日夕刊掲載】「2年で熟成、味わい深化　舞台『志村魂4』の座長・志村けん」

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いわば、お笑いに対する試金石なのだろう。志村けんが生の舞台に出る、と聞いて「ぜひとも」と胸ときめくか、「いまさら」と冷めてしまうか、が。

　確かに、偉大なるマンネリではある。白塗りのバカ殿、変なおじさん。「ドリフ大爆笑」や「志村けんのだいじょうぶだぁ」など、テレビで何度も見たネタでダチョウ倶楽部らをかき回す。しかも、今年の出し物は昨年とほぼ同じ内容だそうだ。

　それでも、客席は埋まる。それにはわけがある。

　かつらやメークを施し、年寄…