外出禁止令、ホームレスを直撃 人通りなく「収入」減る

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パリ=疋田多揚
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 フランス新型コロナウイルスの対策で出された外出禁止令が、約25万人に上る同国の路上生活者の生活を直撃している。支援団体の活動が難しくなり、人通りもほぼ消え、「収入」が減ったためだ。

 パリ西部。マンションの壁際で路上生活をするタイリ・カディジャンさん(46)は「あっという間に街が砂漠のようになってしまった」と話す。

 5年前に夫が病死して収入が途絶え、路上生活を始めた。生活困窮者向けに国から支給される月額560ユーロ(約6万7千円)の手当と、スーパーの前で客から時折もらう小銭や食料品が生活の糧だった。

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 だが、17日からの外出禁止…

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