「感染隠している」とデマ、掲示板に店名 売上も減って

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鷲田智憲 星乃勇介
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 新型コロナウイルスを巡り、ネットなどでデマが横行している。山形県内でも「感染を隠している」などと根拠なく中傷を受けた男性が警察に相談したケースがある。専門家は「情報を拡散する前に、出どころに当たるべきだ」と呼びかける。(鷲田智憲、星乃勇介)

 感染を隠している――。

 置賜地方で飲食店を経営する男性はそんな根も葉もない疑いをかけられ、店の名前までネットに書き込まれた。男性は今月中旬、警察に相談し、被害届の提出も検討している。

 「両親がダイヤモンド・プリンセス号に乗っていたんだって?」。2月下旬、知人から男性にそんな電話があった。高齢の両親は最近、クルーズ船で旅行したが、オセアニアを周遊する別の船で、健康状態にも問題はない。「そんなことないよ。誰かが勘違いしただけだ」。最初は笑って受け流していた。

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 しかし、ほかの知人からも確…

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