第4回フィギュア大国、始まりは「野辺山合宿」 真央も大輔も

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 国際スケート連盟(ISU)が発表しているフィギュアスケートの世界ランキングで、女子シングルでは1位の紀平梨花(関大ク)を筆頭に、日本勢が10位以内に4人占める。男子シングルでも2位に羽生結弦(ANA)、3位に宇野昌磨トヨタ自動車)が名を連ねる(今月6、7日時点)。日本は世界でも指折りのフィギュア強豪国だ。

 1990年代より前は、世界と互角に渡り合えるスケーターは多くなかった。女子なら、79年世界選手権で銅メダルに輝いた渡部絵美さんや、89年世界選手権で優勝した伊藤みどりさんら。男子では、77年世界選手権で男女通じて日本勢初の表彰台となる銅メダルを獲得した佐野稔さんら、数えるほどだ。

 リンクなどの練習環境が充実しているとは言えなかった日本を現在のような強豪に押し上げたのは、92年から始まった通称「野辺山合宿」の存在が大きいといわれる。日本スケート連盟が「第2の伊藤みどり」を探し出し、育成することを目的に始めたもので、正式名称は「全国有望新人発掘合宿」だ。

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 毎年夏、全国から伸び盛りの…

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