「今は徳俵いっぱい」 トヨタ責任者が明かす「ミライ」

有料記事トヨタ変革の時

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 トヨタ自動車の水素で走る燃料電池車(FCV)「ミライ」の開発責任者、田中義和氏に、ミライの「現在」と「未来」を語ってもらいました。

 ――トヨタが「ミライ」を発売してから5年たちました。

 「日本では2011年に、政府と自動車メーカーが『15年にFCVを出す』という目標が入った宣言を出しました。15年は、水素社会を目指す上で節目の年でした。トヨタが14年末にミライを発売したのは、水素社会実現に向けて世の中に対する公約を果たすという意味もありました」

 「発売した以上、もっと台数を増やさないといけません。20年末に発売予定の2代目ミライによって、FCVの普及を実現していくというのが、我々の思いです」

 ――発売から5年のミライの売れ行きを、どうみていますか?

 「販売台数は世界全体で約1万台。日本では3300台くらい。本来なら日本で1万台以上売れていても不思議じゃない、と思うかもしれませんよね」

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 「事実だけを言いますと、発…

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