米国水泳連盟、東京五輪1年延期を要求 IOCに影響か

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ロンドン=遠田寛生
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 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、米国水泳連盟は20日、米国五輪・パラリンピック委員会(USOPC)に公開書簡を送り、7月24日に開幕予定の東京オリンピック(五輪)を1年間延期することを働きかけるよう求めた。米国にとって、水泳は陸上と並ぶ夏季五輪の花形競技で、米国水泳連盟の発言力は大きい。仮にUSOPCが延期を求めれば、国際オリンピック委員会(IOC)の判断にも影響を及ぼすのは必至だ。

 公開書簡は、米国水泳連盟のティム・ヒンチー最高経営責任者(CEO)の名前で、USOPCのサラ・ハーシュランドCEOに送られた。「40万人のメンバーの代表として発言する必要性に迫られている」と書き出したうえで、新型コロナウイルスの影響により、世界中の選手が練習や準備ができず、多大なる重圧やストレスなどを受けている現状を指摘。USOPCに対して「東京五輪を1年延期するよう、提唱してもらいたい」と求めた。書簡では延期について「容易ではないが、安全で成功する大会に向けて、全アスリートが準備することを可能にする」と主張した。

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