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「あらいぐま」LINE、指示次々 遊説「経路考えて」

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 昨年7月の参院選で初当選した河井案里参院議員(自民、広島選挙区)の選挙運動の際、陣営が無料通信アプリ「LINE(ライン)」を使ってやり取りしていた。朝日新聞はその画像の一部を入手。案里氏の夫で前法相の克行衆院議員(自民、広島3区)が使っていたアカウント名から、広報用の車の走行ルートや集会の状況まで細かく陣営に指示したり問い合わせたりしていたことがわかった。広島地検もこれを入手しており、自身の秘書を含め3人が逮捕された選挙に、克行氏が主導的な役割を果たしていたことを示すものとみて、複数の陣営関係者や案里氏、克行氏から事情を聴いている。

 指示は具体的だった。河井案里参院議員が初当選した昨夏の参院選で、陣営が利用していたグループLINE(ライン)上のやり取り。朝日新聞が入手した内容をみると、夫で前法相の克行衆院議員が使っていたアカウント名から、案里氏の選挙戦を主導するメッセージが投稿されていた。

 「3台は、衆議院小選挙区の①一区、二区、三区②四区、五区③六区、七区を運行します。立道さんに①と②の経路を考えるように指示してください」

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 参院選公示を3週間後に控え…

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