重症心身障害児へマスク・消毒液を 団体が静岡県に要望

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阿久沢悦子
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 新型コロナウイルス対策のため、マスクや消毒液が品薄になっていることを受け、障害者の保護者らでつくる団体が17日、吉林章仁副知事に、在宅で療養している障害児(者)に衛生用品が行き渡るよう求める緊急要望書を提出した。

 要望書では「在宅療養中の障害児(者)の衛生用品の不足状況を把握する」「県が重症心身障害児(者)に、優先的にマスクや消毒液が渡るよう提供体制を整える」ことなどを求めている。

 県庁での記者会見に同席した富士特別支援学校に通う小川諒也(りょうや)さん(15)は、小2の時に敗血症性ショックで多臓器不全となった。気管切開をし、一日30~40回、たんの吸引が必要だ。栄養は胃ろうからチューブで取り、脳出血の後遺症で脳脊髄(せきずい)液を腹部に流す管もつけている。こうした管の洗浄や拭き取りにはアルコール綿が欠かせない。

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