徳島)巨大地震に備え、「目から伝える」試み続々

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高橋豪
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 南海トラフ巨大地震への備えが急がれる中、発生時に被害をすぐに把握できたり、対策のため過去の被害を参照できたりする、オンライン地図を活用した「目から伝える」取り組みを県下の研究者が進めている。(高橋豪)

 震災発生時に被害状況をリアルタイムに伝えるアプリの開発に、徳島大大学院の中田成智(なるとし)准教授(44)=地震工学、防災=が取り組んでいる。「次世代災害情報システム」と名付け、今秋をめどに原型の完成をめざす。

 中田准教授は大阪出身。阪神・淡路大震災に遭い、地震工学の道へ進んだ。京都大・院を経て、米国で研究を続けたが、東日本や熊本の震災を見て「地域に根ざした防災に役立ちたい」と2017年に帰国した。

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