「武漢で隠蔽」「抑止努力を中傷」 米中の非難合戦続く

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北京=高田正幸 ワシントン=渡辺丘
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 新型コロナウイルスをめぐり、中国外交トップの楊潔篪(ヤンチエチー)・共産党政治局員は16日、米国のポンペオ国務長官と電話会談し、「米側の一部の政治家が、中国と中国の感染抑止の努力を中傷している」と米国を強く非難した。中国中央テレビなどが報じた。一方、ポンペオ氏は、中国が感染拡大の責任を米国に転嫁していると強く反発。トランプ大統領もツイッターで「中国ウイルス」と表現するなど、非難の応酬が広がっている。

 新型コロナウイルスをめぐってはこれまでも、ポンペオ氏が「武漢ウイルス」と表現したり、オブライエン米大統領補佐官が「武漢で隠蔽(いんぺい)があった」と中国の対応を批判したりしている。これに中国が反発し、外務省の趙立堅副報道局長が「感染症は米軍が武漢に持ち込んだ可能性がある」とツイートするなど、非難合戦が続いている。

 楊氏は会談で「世界が予防策…

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