「末恐ろしい」6歳児ギタリスト、Fコードもすぐに習得

有料記事

笠原雅俊
【動画】夢はシンガー・ソングライターの幼稚園児 ギター弾き語りライブ=笠原雅俊撮影
[PR]

 高知県四万十市の6歳の少女がギターに夢中になっている。小料理店「昭和ブギウギ食堂のらくろ」の看板娘の小寺コナツちゃんだ。手ほどきしたプロのギタリストは「リズム感と音感がすばらしい。このまま成長すれば末恐ろしい」と期待する。

 ギターにはまったきっかけは、1年前、高知市映画館で見たディズニー映画の「リメンバー・ミー」だ。主題歌をギターで弾いてみたいと強く思った。

 「ギターを習いたいよ」と相談された母の安奈さんは初めは本気にしなかった。でも、真剣な表情で何度もねだるコナツちゃんの熱意に負けた。

 四万十市天神橋商店街で楽器店を営むベース奏者の仮谷文治さん(60)に弟子入りした。仮谷さんは東京で長年ベース奏者として活躍したプロだ。コナツちゃんはこの1年、週1回ほどギターを練習してきた。

 練習を始めた頃、仮谷さんは、コナツちゃんがバレーコードを簡単に弾く姿に驚いた。小さな指で複数の弦をしっかりと押さえていた。「初心者は、ギターを習い始めてバレーコードで挫折する。でも彼女はすぐに出来た。幼稚園児とは思えなかった」と仮谷さん。

 小さいころから両親が経営する店の一角にある「コナツ部屋」で過ごした。店内にはいつも昭和の演歌や歌謡曲が流れる。コナツちゃんは時々、歌を口ずさむ。両親は「店の歌でたくさんの音楽を学んだと思います」と言う。

ここから続き

 お母さんと雨の日も暑い日も…

この記事は有料記事です。残り336文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら