世界的なツボカビ菌の広がりによってカエルの生息数が減少し、その影響がヘビにも及んでいた。中米パナマで起こった現象が、米科学誌サイエンス（https://science.sciencemag.org/lookup/doi/10.1126/science.aay5733）に報告された。

　この森では2005年前後からツボカビ菌の感染で、70種いたカエルのうち少なくとも30種が絶滅したとされる。

　森を長年調査してきたパナマと米国の研究チームは、ツボカビが広がる前後の1997年～2004年と06～12年に観察したヘビのデータを比較。その結果、観察できた種数は30種から21種に急減していた。ヘビのエサとなるカエルやその卵が減ったことが影響したようだ。

　ただ、観察例が5回以上あっ…