野党、森法相発言巡り審議拒否 事実関係「政府見解を」

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 森雅子法相の「東日本大震災の時、検察官が最初に逃げた」という趣旨の発言をめぐって、立憲民主、国民民主、共産、社民の野党4党の国会対策委員長は12日、国会内で会談し、政府が公式な見解を示すまで、一切の国会審議に応じない方針で一致した。与党側にもこうした考えを伝え、午前10時から予定されていた参院予算委員会が開会できない状態になった。

 立憲の安住淳国対委員長は記者団に「謝罪や撤回では済まない。この大臣のもとでは国会を全部動かすことはできない」と表明した。審議復帰の条件として、森法相の発言が事実かどうか、政府が見解を示すことを挙げた。

 その後、安住氏は自民党森山裕国対委員長と会談し、こうした方針を伝えた。森山氏は会談後、記者団に「野党に理解してもらえる解決策を見いだしていく」としたうえで、「当時のことをもう一回よく振り返って、検証してみる必要はあるのだろう」と語った。

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 森法相は9日の参院予算委員…

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