滋賀)東日本大震災から9年 教訓忘れない

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新谷千布美
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 東日本大震災の発生から11日で9年となった。滋賀県内でも犠牲者を悼む法要が営まれ、大規模災害に備えた訓練があった。県によると2月25日現在、福島、宮城両県などから60世帯156人(昨年と比べて世帯数は同じだが5人減)の避難が続いている。(新谷千布美)

 原発事故が発生した場合、被曝(ひばく)する前か直後に飲むと甲状腺がんを防ぐ効果がある「安定ヨウ素剤」。県内全域で事前配布を望む声が強まり、昨年10月には約20の市民団体が連絡会を結成した。

 「何もしないままでいいのか」。連絡会メンバーの一人で大津市の開業医、福田章典さん(59)は東日本大震災発生時、福島第一原発事故のニュースを見ながら自問した。

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 他県で安定ヨウ素剤の知識を…

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